一仕事終わってみて空い気持ち

BlenderGIMPで3DCGアニメつくって、結構、満足いくものが出来た。

 

ある事情があり、それをUnityへインポートして、リアルタイムレンダリングしなければならない。安っぽいCGへ。満足感なし。空しい。

 

空い気分を抑えきれず、週末の深夜、とある集合住宅エリアを散歩。深夜で人はおらず、静寂。駅の前にツインタワーのオフィス、その周辺には、美しい公園の中に集合住宅があり、暖かな窓灯り、公園内の夜間照明は芸術的で木の葉、草花、造形やベンチを照らしている。公園内には人工的なせせらぎ。それが静寂を強調。なにか幸せな気分。1時間も物思いにふけってしまった。なんと幸せな気分なんだろう。

 

物思いにふけっているうちに、この景色、どこかで見た!と思った。昔住んでいた東ドイツで見た。ベルリン、ドレスデンライプチヒ。。。日本の集合住宅はBauhausに習っているのか?

 

あの美しさ、何に人は感動するのか?複雑な陰影。微妙な光の変化や色合い。植物の葉や花へ自然に溶け込む光。そして音、空気の冷たさや湿気。風。CGでは表現出来ないリアルの美しさがここにある。

 

一方、印象派の絵のように、光の感動だけを強調して描くのでも、人は感動する。国立西洋美術館で、いつも、印象派の絵に釘付けになる。スペインへ旅行したときは、エルグレコの絵に釘付けになった。かなり古い時代の絵なのに、何か、日本のアニメっぽい画風で、雲からもれてくる太陽の光が印象的で。

 

何か、そう考えると、CGや画像生成AIなんかよりも、写真や手描きの絵の方が、人を感動させる要素はたくさんあるように思える。

 

とはいえ、がんばって、BlenderGIMPでつくったCGアニメ、そこそこ、そういう微妙な光の美しさを表現出来ている部分もあると思えた。そう考えると、いくらか救われた気分になる。印象派みたいに、CGでも、微妙な光への感動を強調して表現すれば良いのかもしれない。もしくは、印象派みたいな絵を描くため、手描きへ転向するか。。。