100万円で買ったクラシックギターを久々に弾いてみた

色々とあり2年くらい弾いていなかった。独身だった頃、会社帰りに目白に寄って、衝動買いしてしまったギター。音は最高に良い、ボディーやネック細めで弾きやすいが、音量は小さめで、良い音を出すには場所や爪を選ぶギター。残響があるところでは、天の音みたいな響きになるが、残響がないところではおもしろみない音になる。爪の状態が悪いと良い音が出ない。何かと繊細なギター。

 

プログラミングの邪魔になる(=仕事のじゃまになる)ので、爪が伸ばせない。ずっとギターを弾けなかった。代わりに、ギター曲をピアノで弾いてきた。

厳密に言えば、ピアノ曲がギター向けに編曲されたもののほうが有名になってしまった曲たち。やっぱり、ピアノよりもギターの方が合う。

 

このごろ、プログラミングよりはデザインをしている時間が増えた。タイピングよりも繊細なマウス操作。爪伸ばしても良いかなと思い始めた。

 

ギターの中のラベルを見ると2005年バルセロナとある。スペインのバルセロナにある工房で作られたギター。

 

ギターを弾くと精神的に気分が良くなる。何故なのか?よくわからない。ギターは究極のアナログだからかもしれない。

 

以前、フーリエ変換とか信号処理に凝ったときがあった。音のデジタル化で、音情報は欠損している。AD変換、DA変換、人の脳をだまして、良い音に見せかけている。アナログのままの音には、何か、気分を良くさせる要素が詰まっているのかもしれない。

 

信号処理でクラシックギターの音のスペクトルを見ると、他の楽器と比べて、とてつもなく複雑。クラシックギターは小さなコンサートホールと言われる所以か。アナログの極限の世界。