Excel嫌いの私がPowerQueryでExcelへ興味を持ち始めた

Excel嫌いなのは、セルへ直接数式を記入するやり方、古臭いVBAの言語仕様、などなど、全体として古臭いツールだから。

 

ところが、仕事でちょっとしたETL処理なければならなくなり、書店で参考文献をあさっていたら、PowerQueryの本"モダンExcel"を見つけた。まさにこれだと思い購入した。少しこの本で実習してみたら、Excelへの考え方が変わった。Excelはお手軽ETLツール。VBA必要なし、モダンな手法でETLできる。

 

excel.value.or.jp

 

仕事でSalesforce上のデータを処理したくとも、Salesforceレポートビルダ機能だと機能面で貧弱、かつ、管理者権限ないと使える機能も大幅制約される。レポートをExcelへ取り込んで、ExcelでETL処理するやり方をマスターしたい。

 

今後、生成AIがExcelにも取り込まれるので、非構造化データのデータ処理も出来るようになる。そう考えると、Salesforceには最低限の構造化データだけ置いておき、そこからExcelファイル(Microsoft OneDriveやBox上)へハイパーリンクを貼るようなデータ配備の方が良くなるかも。

 

そういう時代が来ることを予測すると、実は、全社で標準化が必要なもの以外は、ExcelでETL処理する方が良いのかもしれない。

 

このごろ、生成AIの急速な普及で、私自身の働き方も変えつつある。全社で標準化みたいなトップダウンアプローチのDXよりも、ボトムアップで現場に個別最適化されたDXへの比重を大きくしたい。全社標準で管理すべき構造化データは、魚で言えば骨の部分、それ以外のデータは、個々の部署で管理し、個々の部署でDX進めれば良い。個々の部署のDXでは、非構造化データが宝の山。生成AIのかっこうの餌食。

 

ワークマンの成功事例が有名だが、全社員がExcel使いこなせれば、個々の部署でのDXも進み、経営も最適化できる。そういう風土が社内に形成されてから、生成AIもフル活用出来るようになる。