Unreal 5.2はAppleのM1チップでネイティブ動作するそうなので、試しに使ってみた。
UnrealのCGは、確かにフォトリアルだけど、なにか、目に見えないフィルターが常にかかっているような印象を受けた。BlenderでつくるフォトリアルCGと見比べると、Blenderの方は光に温かみあり自然で、Unrealの方は、何だか分からないけど、光に冷たさがあり不自然に感じられた。
私はGlobal Illuminationの専門家でないので、その理由は分からないが、リアルタイムレンダリングの仕組み上、そういう差分が出てしまうのかもしれない。
いずれにせよ、リアルタイムレンダリングは電力消費が増える傾向にある。それを再生するすべてのデバイスで、多くの計算量を必要とする。シーン内を自由に移動する必要がないなら、3DCGゲームではなく3DCG動画の方が環境に優しい。動画再生のASICチップ、ローエンドのスマホにも搭載されているので、動画の方が、より多くの人々へリーチ出来る。
フォトリアルなCGをマーケティングなどの用途で使うなら、ゲーム化よりも動画配信の方が良い。より多くの人々へリーチ出来る。なので、今のところ、私の仕事の範囲では、フォトリアルを追求するならBlenderを選択。シーン内を自由に動き回れる体験型コンテンツの場合には、多様なデバイス/OSへポーティング可能なUnityを選択。